「ねえねえ、それ聞きたかった!」
そんな本音を、笑いながら語り合うラジオ番組「たまばた会議」。30代・40代・50代の女性3人が集まり、台本なしの井戸端トークを毎週金曜夜7時30分に放送しています。
子育てや年齢に対してのモヤモヤ、なかなか声に出せない生理用品の話題も何でもアリ。そんな「たまばた会議」を立ち上げたパーソナリティ3人に、立ち上げの経緯やこだわり、今後の展望などを伺いました。
たまばた会議とは?
多摩のどこかで井戸端会議という、ユニークな名前から誕生したラジオ番組。多摩地域在住の30代・40代・50代の世代の異なる3人が、日常の中でふと気になったことや、誰かに聞いてほしいことを、そのまま言葉にしています。

本音で話すことをモットーに、あえて台本をつくらずに収録するこだわりも。あらかじめテーマだけを決めて、あとはその場の流れに任せるスタイルです。
整えられた言葉ではなく、その瞬間に出てくる感情や言葉を大切にしている、たまばた会議。明るい井戸端会議に参加している感覚になるのも魅力です。
たまばた会議の皆さんにインタビュー!
たまばた会議を立ち上げたパーソナリティ、30代のみーちゃん、40代のりなぴー、50代のゆかりんに番組が生まれた背景や本音を大切にする理由、台本のないスタイルに込めた想いを伺いました。

――番組を立ち上げたきっかけを教えてください
りなぴー:もともと私たちは「ママ夢ラジオ」の活動で出会いました。立川や八王子での放送を経て、「もっと自分たちの色を全面に出して、やってみるのもいいんじゃないか?」という気持ちが芽生えたんです。
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誰かが企画したというよりは、自然発生的に「この3人でやったらおもしろそう」という話が持ち上がりました。
私たちも普段はママ業をしているため、しばらくタイミングが合わなかったんですが、やっぱり皆でやりたくて。2025年の12月頃から始動し、今は月1程度、皆で集まって収録をしています。
ゆかりん:ママ夢ラジオでの経験を通じて、「ママでも社会とつながれる」「声を出して発信していい」という実感が持てたのが大きかったですね。
育児や仕事で忙しくしているママでも、聞いているだけで息抜きになったり、参加している感じがあったり。そういう場所をつくりたいという気持ちが重なって、今に至っています。
――番組のこだわりはありますか?
みーちゃん:こだわりは、本音で話すことと台本を書かないことですね。テーマだけミーティングで決めて、あとはその場の流れに任せています。
台本をあえて書かないのは、台本を読み上げる状態になってしまうのが嫌だったんです。最初はびっちり書かないと不安なタイプでしたが、伝えることをおろそかにすると、ただの読み聞かせになってしまいます。
りなぴー:組織に所属してラジオ放送をすると、「これはちょっと言いすぎかな」と気になってしまうこともありました。でも、たまばた会議は本音が言いやすいです。
あと生の音というか、今話している感情の流れをそのまま大事にしています。台本がなくてもどこかに着地するだろうという、2人への信頼感もありますしね。
――実際に収録風景を見学しましたが、扱うテーマが興味深かったです!
みーちゃん:テーマは、日々の生活の中からふと感じたことをそのまま持ち寄っています。過去には、好きな生理用品を発表し合う回や、「私をおばさんでいさせて」というテーマについて話す回も。
きれいに整えた意見ではなくて、揺れている途中の言葉でいい。それが聞いてくれる人に届けばいいなと思っています。
りなぴー:「私をおばさんでいさせて」は、友達と話していて「まだ、おばさんじゃないよ」と言われたことがきっかけなんですよ。
「おばさんって言われると傷つくよね」という気遣いだと思いますが、私はそう思わなくて、「おばさんだぞ!」って。後ろめたいものでも恥ずかしいものでもないから、堂々と言いたいんですよね。
ゆかりん:女性は年を重ねると、おばさんになるか美魔女になるかの二択になりがちですよね。そして、おばさん呼びされるとよくないイメージがあります。
でも実際のおばさんは、好きな格好をして、好きなことができて、お金もあって、できることがたくさんあるんです。若さに抗うことをやめたら、むしろ人生で一番ノリノリな時期になれると思っています。
みーちゃん:私は30代前半なのもあり、まだ年齢に抗いたい気持ちがあります。でも2人の話を聞いていると、年齢を重ねることがちょっと楽しみになってくるんですよね。
30代・40代・50代が一緒に話しているからこそ、出てくる言葉だなと。
――番組を通じて、ご自身に変化はありましたか?
みーちゃん:自分の感情に意識を向けるようになりました。忙しい日常の中で、自分が何を感じているのかに気づかないまま過ぎていくことが多くて。
でも番組で話すことを前提にすると、「これってどう思ったんだろう」「今の自分は心地いいのかな」と、自分自身に問いかける機会が増えていきました。それが自然とトークテーマになっていくんですよね。
あと、放送局に来てヘッドフォンをつけて放送する機会は滅多にありません。この非日常体験が、日々の生活にちょうどよい刺激を与えてくれます。
気を使わずに何でも話せる仲間がいることも大きいです。うまく話せなくてもいい。そんな関係性の中で過ごす時間そのものが、楽しみになっています。

ゆかりん:私は、大人が自分のやりたいことをやって笑顔でいられる時間をつくることが、子どもの幸せにもつながると思っています。「普通のママだったのに、こんなこともできるんだ」という実感が、自信になっていきますよね。
みーちゃん:そうですよね。「ママだから」「ブランクがあるから」と一歩引いていたところから、「自分も関わっていいんだ」と思えるようになる。その積み重ねが自信につながっていくと思います。
――最後に今後の目標を教えてください
みーちゃん:今は八王子FMで放送していますが、もっと大きいところに行きたいですね。キー局で放送すると地域を超えて全国に届くので、同じような想いを持つママや女性にも届けられたら。
また、特別な人だけが話せる場所ではなくて、誰でも参加できるアットホームな番組でありたいですね。「皆、同じなんだよ」という安心感を伝えていきたいです。
りなぴー:ラジオだけではなく、企業さんやコミュニティともっとつながって、イベントなども開催できたら楽しそうですね。
あと最近思ったのが、SNSが流行り出した当初は、くだらないことを言っていい場所だったはずなんですよね。それがいつの間にか、有益な情報のみ発信する場所になってしまって。
自分の感情を見せてあげることが、誰かの「私それが言いたかったんだよ」につながると思うので、たまばた会議もそんな場所になっていけたらいいなと思います。
ゆかりん:「自分の意見なんて」と思っている人ほど、聞いてほしいです。くだらないことなんて1つもないので、少しでも気になることや扱ってほしいテーマがあったら声を送ってください。
――パーソナリティの皆さん、ありがとうございました!
仕事・家族・生き方。3人が本音で語り合う場所
仕事のこと、家族のこと、これからの生き方のこと。30代・40代・50代、それぞれの年代を生きる3人が、本音を語り合う「たまばた会議」。
年代も悩みも経験も違うけど、それでも「わかる」「そうだよね」が自然と生まれる会話の中に、あなたの「それが言いたかった」もきっとあるはずです。ぜひ3人の声を聞いてみてください。
毎週金曜 夜7時30分〜放送中(八王子FM)
stand.fmでも配信中です。
https://stand.fm/embed/channels/69719f198d01e8272ccaa184
取り上げてほしいテーマや応援メッセージは、InstagramのDMからお気軽にどうぞ。
この記事を書いた人

フォスター詩織
Kotonohaメディア代表。声なき声をすくい上げ、社会へ届ける活動を軸に執筆を行う。多様な生き方と価値観を尊重し、共感と気づきを生む記事制作に尽力中。
