全国で活動を広げる「ママ夢ラジオ」は、番組制作を通じて、新たな自分と出会える自己成長の機会や、地域とつながる場を提供しています。

今回は、ママ夢ラジオの活動の全体像や誕生のきっかけを紹介すると共に、実際に現場を支えるコミュニティマネージャー4人にインタビュー!ママ夢ラジオが大切にしている思いと、そこに集うママたちの等身大の姿をお届けします。

目次
  1. 日本初のコミュニティ「ママ夢ラジオ」とは?
  2. なぜママたちが集まるのか?
  3. 現場を支えるコミュニティマネージャーの存在
  4. コミュマネ卒業を決意。原点のマイクへ|児玉のりこさん
    1. ――それでは自己紹介をお願いします。
    2. ――ママ夢ラジオに参加されたきっかけを教えてください。
    3. ――2026年3月にコミュニティマネージャーを卒業し、パーソナリティに戻ると伺いました。その決断の背景を教えてください。
    4. ーー素敵な決断ですね。コミュニティマネージャーとして、これまでの活動を振り返ってみていかがですか?
  5. 転勤先で出会った自分を取り戻せる場所|神野ゆきさん
    1. ――簡単に自己紹介をお願いします。
    2. ――ママ夢ラジオに参加したきっかけは何でしたか?
    3. ーーそうだったのですね。香川県に戻っても「やりたい!」と思った理由を教えてください。
    4. ――今はコミュニティマネージャーとして活躍されていますが、運営において大切にしていることはありますか?
  6. 迷っていた時間も無駄ではなかった|村上早織さん
    1. ――それでは自己紹介をお願いします。
    2. ――ママ夢ラジオを知ったきっかけを教えてください。
    3. ーー思い切って飛び込んだのですね。これまでに印象に残っているエピソードはありますか?
    4. ――活動を続ける中で、大切にしていることは何でしょうか?
  7. 「できない」から始まった、その先の世界|稲葉優子さん
    1. ――簡単に自己紹介をお願いします。
    2. ――参加当初は、どのような状況だったのでしょうか?
    3. ――活動を続ける中で、何か変化はありましたか?
    4. ――ママ夢ラジオに参加してから、印象に残っていることはありますか?
    5. ーー皆さん、ありがとうございました!
  8. 次に声を届けるのは、あなたかもしれない
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日本初のコミュニティ「ママ夢ラジオ」とは?

ママ夢ラジオは、「家族と地域をラジオでつなぐ」をコンセプトに、ママたちのサードプレイス(第三の場所)の形成や、防災の啓発を実現していく、日本初のラジオ制作プロジェクトです。

※サードプレイス:自宅や職場とは別に存在する、居心地のいい居場所のこと。

全国各地のコミュニティFMを拠点に活動し、地域の魅力や防災、子育て、暮らしにまつわる身近なテーマを取り上げています。

活動の中心にいるのは、各地域で暮らすママたち。パーソナリティとして番組に出演するだけでなく、企画・制作・広報など番組づくりも担います。仲間と協力しながら制作を進めていくため、自分のPRが目的の方はお断りしているのだそう。

皆で協力しながら番組を制作している(提供写真)

さらに、地域企業との協働にも積極的に取り組んでいるママ夢ラジオ。活動初期は番組のスポンサーとしての関わりが中心でしたが、次第に「ママの声を商品やサービスづくりに生かしたい」「地域の子育て世代に自社を知ってほしい」といった相談が寄せられるようになりました。

現在は、住宅メーカーや冷凍食品メーカー、観光・レジャー関連など幅広い企業と連携し、モニター体験や意見交換会、イベント参加、SNS発信などを実施しています。

なぜママたちが集まるのか?

2018年7月に始まり、全国30カ所以上のラジオ局で配信。これまでに550人以上のパーソナリティを輩出してきたママ夢ラジオ誕生のきっかけは、代表・竹岡望さん自身の経験があります。

ママ夢ラジオ代表の竹岡さん(提供写真)

北海道で生まれ育ち、看護大学を卒業後、看護師として東京都内の病院に勤務していた竹岡さん。結婚出産をきっかけに、縁もゆかりもない神奈川県で子育てをすることになり、当時は産後うつのような状態だったと振り返ります。

そんな中で、地域の育児教室や人との出会いを通じて「子どもがいても、誰かと関わり何かに挑戦できる」ことを実感し、親子カフェやワークショップを開催するように。

イベントを開催していく内に、東京のラジオ局から「ラジオに出てみませんか?」とオファーがあり、初めてラジオで言葉を届けた経験が、現在のママ夢ラジオ立ち上げの原点になったそう。ラジオという手段を選んだのも、声を通じて人と人がつながる可能性を感じたからでした。

ママ夢ラジオを運営する「株式会社わたしたち」の皆さん(提供写真)

竹岡さんは、「ラジオの経験もなければ、コミュニティ運営の経験もありませんでした。でも『楽しそう。ワクワクする』という直感を信じ、目の前のことを一生懸命やってきました。気づいたらもう8年も経っていますね」とにこやかに語ります。

現場を支えるコミュニティマネージャーの存在

ママ夢ラジオの活動を各地で支えているのが、「コミュニティマネージャー」と呼ばれるメンバーです。全国に点在する地域ごとのチームをまとめながら、番組制作の進行やメンバー同士の円滑なコミュニケーションを担っています。

今回は、各地で活躍する4人のコミュニティマネージャーに、ママ夢ラジオに参加したきっかけや想いなどをお伺いしました。

コミュマネ卒業を決意。原点のマイクへ|児玉のりこさん

――それでは自己紹介をお願いします。

福岡県で、高校1年生の息子と夫と3人で暮らしています。ママ夢ラジオでは、福岡拠点の立ち上げから関わり、コミュニティマネージャーとして活動してきました。

普段は、専門学校で非常勤講師をしながら、個人事業主や女性起業家さんを中心に、AIやSNSのサポートと伴走型のコンサルティングを行っています。

ママ夢ラジオの誕生当初から携わってきた児玉さん(提供写真)

――ママ夢ラジオに参加されたきっかけを教えてください。

8年ほど前、友人から「これからママ夢ラジオを各地に広げていくから、福岡拠点の立ち上げを一緒にやらない?」と声をかけてもらったのがきっかけです。その友人とは、かつて司会の仕事を目指して同じ養成所に通っていた仲でした。

実は私自身、ラジオはずっとやりたかった分野だったんですよね。子どもの時から深夜ラジオを聞いて育った世代でもありますし、自分の番組を持つことを目標に頑張っていた時期もありました。

結果的には番組を持つ夢まで辿り着けず、志半ばで終わってしまったんです。だからこそ、福岡拠点の立ち上げから関われると聞いて、「ぜひやりたい」と思いました。

――2026年3月にコミュニティマネージャーを卒業し、パーソナリティに戻ると伺いました。その決断の背景を教えてください。

今の事務局の方針として、コミュニティマネージャーはマネジメントに専念し、プレイヤーと分けるスタンスがあります。

自分自身と向き合ったとき、「私はやっぱり話すことが好き」「ラジオが好き」という気持ちになったんです。マネジメントとプレイヤー、どちらを選ぶかと考えたとき、私は素直に「プレイヤーに戻りたい」と思いました。

また、コミュニティマネージャーを経験したことで、他エリアの活動や各地で頑張っている方々の存在を知ることができました。これは、パーソナリティとして活動していた時には、きっと見えなかった景色だと感じています。

その経験を活かして、今後はエリアを越えた横のつながりの企画や、他拠点を巻き込んだ番組づくりにも、どんどん挑戦していきたいですね。

パーソナリティとして再出発に向けた想いを語る(提供写真)

ーー素敵な決断ですね。コミュニティマネージャーとして、これまでの活動を振り返ってみていかがですか?

オンラインで活動する機会が多く、対面でメンバーや事務局さんと会う機会は、年に2回程度でした。それでも、コミュニティとして成立させることができた経験は、私の中ですごく大きな学びでしたね。

コミュニティマネージャーは、各エリアを管理するというより、「ちゃんとコミュニティとして機能しているか」を見守る立場だと思っています。フリーランスで、会社組織に属していない私にとって、こうした役割を経験できたことは、本当に貴重でした。

大げさかもしれませんが、私にとってママ夢ラジオは「生活の一部」です。「話すことが好き」「ラジオが好き」という自分の原点に、いつでも立ち返らせてくれる場所ですね。

転勤先で出会った自分を取り戻せる場所|神野ゆきさん

――簡単に自己紹介をお願いします。

ママ夢ラジオのコミュニティマネージャーとして、中四国エリアの広島・香川・岡山・徳島の4拠点を担当しています。香川県出身で現在は岡山県岡山市に住んでおり、3歳の娘と8歳の息子を育てるママです。夫の転勤が多く、何度も引っ越しを経験しています。

香川県で拠点を立ち上げた神野さん(提供写真)

――ママ夢ラジオに参加したきっかけは何でしたか?

きっかけは今から約7年前、静岡県に住んでいた時です。ママ夢ラジオの運営会社(株式会社わたしたち)の代表取締役・中野あゆみさんと出会い、半年間パーソナリティとして参加させていただきました。

その後、香川県に戻った際に「この活動を自分の住む地域でもやりたい」と強く思ったんです。当時はコロナ渦のタイミングでしたが、メンバーを募集する際に、その土地に住むママたちと新しくつながって、一緒にラジオ番組をやりたいなと思ったんですね。

SNSで募集をかけたところ、7人ほどのメンバーが集まり、念願の香川県でママ夢ラジオの活動がスタートしました。

ーーそうだったのですね。香川県に戻っても「やりたい!」と思った理由を教えてください。

実は息子を出産して半年後に、夫の1回目の転勤が決まったんです。私は仕事を辞めて専業主婦になりましたが、行ったことのない場所に住み、知り合いもいない状況で、毎日息子と支援センターに行く日々を送っていました。

当時の私は、とにかく子育てしかしておらず、「自分が何をしたいのか」を考えていなかったんですね。その後、ママ夢ラジオと出会いましたが、ママ夢ラジオのメンバーさんは、自分が何をしたいのかを考えている人ばかりで、その姿がとても印象に残りました。

この経験があったからこそ、香川県でも同じように、自分自身に目を向けながらつながれる場所をママたちに届けたいと思い、香川県でのママ夢ラジオの立ち上げを決めました。

ママたちの輪を広げている(提供写真)

――今はコミュニティマネージャーとして活躍されていますが、運営において大切にしていることはありますか?

ラジオ番組の制作を始める前に、その人自身を知ることです。オンラインでしか会ったことのないメンバーも多いので、SNSを見たり、ラジオとは関係のない話をしたりしながら、少しずつ信頼関係を築いてきました。

今のチームのメンバーは、ママとしても、人生としても私より先輩の方が多いですが、年齢や立場を気にせず相談し合える環境があります。女性のコミュニティではありますが、皆が同じ目線で同じ方向を向いて進んでいるので、とても魅力的な場所ですね。

迷っていた時間も無駄ではなかった|村上早織さん

――それでは自己紹介をお願いします。

静岡県静岡市に住んでおり、関東と東海エリア合わせて8カ所を担当しています。ママ夢ラジオに参加したのは2021年で、現在5年目です。他県でひとり暮らしをしている大学3年生の息子と高校3年生の娘がおり、夫は東京都に単身赴任中で、家族それぞれが別々の場所で生活しています。

関東と東海エリアを担当している村上さん(提供写真)

――ママ夢ラジオを知ったきっかけを教えてください。

きっかけは、インスタグラムの投稿でしたね。神野ゆきさんが、SBSテレビ(静岡放送)のスタジオで話している写真を見た時に、本当に輝いて見えたんです。とても楽しそうだなと強く印象に残りました。

一方で「ラジオで何を話せばいいのだろう?私のような人が出ていいのか?」と少し自信がなかったので、その年は申し込みを見送りました。

パーソナリティ募集は年に1回しかないので、次は申し込もうと決めていましたね。そして、翌年の募集を見た時にドキドキしましたが、「迷っているくらいなら、とりあえず応募してしまおう!」と、思い切って申し込みました。

ーー思い切って飛び込んだのですね。これまでに印象に残っているエピソードはありますか?

静岡県では、島田市と三島市の2拠点で活動しています。先日、三島チームが「伊豆パノラマパーク」を取材し、とても素敵な場所だったので「せっかくだから両拠点で交流しよう」という話になりました。そこで、駿河湾を望む景色の中で、持ち寄りの会を開くことにしたんです。

取材を通して場所をよく知っていたメンバーが案内役となり、「ここもいいよ」など説明をしてくれました。その姿を見て、取材が単なる仕事ではなく、地域との関係づくりになっていることを実感しましたね。

放送後にプライベートでも再訪し、「やっぱり楽しい」と感じた体験をSNSで発信すると、周りのママたちから「行ってみたい」という声が届きました。

一度取材して終わりではなく、何度も足を運び、暮らしの中で地域を楽しむ。それが、ママ夢ラジオらしい地域との関わり方だと感じています。

オンラインMTGで番組制作を進める(提供写真)

――活動を続ける中で、大切にしていることは何でしょうか?

無理をしないことですね。子どもの年齢によって、ママたちの生活リズムは大きく変わります。赤ちゃんを育てている時期もあれば、小学生、中学生と成長するにつれて、習いごとの送迎など別の忙しさも生まれます。

だからこそ、参加できないときに「できない」と言いやすい空気を大切にしています。無理を重ねてしまい、楽しめなくなってしまっては意味がありません。

放送をきちんと届ける思いは持ちつつも、できる人ができることを持ち寄りながら進めていく。そのバランスを意識しています。

また、価値観や考え方が違うこともあるので、お互いを否定せずに話しやすく、助け合えるコミュニティでありたいですね。

イベント後に「一緒にやってよかった」「楽しかった」と達成感が生まれれば、「次はこれに挑戦してみよう」と思えます。そんな前向きな一歩につながる場所になればいいなと思いながら、日々メンバーと向き合っています。

「できない」から始まった、その先の世界|稲葉優子さん

――簡単に自己紹介をお願いします。

首都圏エリアを担当している、コミュニティマネージャーの稲葉優子です。皆からは「まるちゃん」と呼ばれています。2020年にママ夢ラジオに参加しました。当時は2人の娘を育てるママでしたが、現在は孫が生まれて、おばあちゃんになりました。

ママから”おばあちゃん”になった稲葉さん(提供写真)

――参加当初は、どのような状況だったのでしょうか?

ママ夢ラジオに参加したのは2020年で、ちょうどコロナ禍のタイミングでした。そのため、1年間スタジオに行けず、ZOOMで録音し録音データを局に持って行き、放送していただく形式だったんです。

正直に言うと、当時の私はスマートフォンを持っておらず、ZOOMも使ったことがありませんでした。オンラインでのやり取りや台本づくりも初めてで、最初は戸惑うことばかりでしたね。それでも、分からないことを「分からない」と言うと、周りの人が自然に教えてくれる環境がありました。

――活動を続ける中で、何か変化はありましたか?

少しずつできることが増えていったのがうれしかったです。スマートフォンを持つようになり、操作を覚え、関われる幅も広がっていきました。

できないことはできる人に任せて、その中で自分ができることを積み重ねていく。その姿勢が受け入れられていたことが、ここまで続けられた理由だと感じています。

ラジオもイベントも全力で楽しむ(提供写真)

――ママ夢ラジオに参加してから、印象に残っていることはありますか?

今年の4月に、メンバー同士をより深く知る取り組みとして、約120人のメンバーのインタビューを実施したんです。

SNSでは見ていたけれど、声を聞くとまた印象が違う。そんな発見が、チームや拠点を越えたつながりのきっかけになりましたね。日中は忙しいメンバーも多く、夜の時間帯に行うこともありましたが、お互いに支え合いながらやり切った経験は大きな自信にもなっています。

人を知ることで信頼関係を築くことができる。その実感を得られた、印象深い取り組みでした。

ーー皆さん、ありがとうございました!

ママ夢ラジオの想いをたっぷりと語ってくれた取材後の集合写真(提供写真)

次に声を届けるのは、あなたかもしれない

「誰かのママ」や「誰かの奥さん」といった役割ではなく、1人の人として関われる場を大切にしているママ夢ラジオ。ママであることを共通点にしながらも、年齢や職業、価値観の違いを気にせず、それぞれが「私」として関わることができるコミュニティです。

無理をして頑張り続ける必要はなく、合う・合わないを含めて自分で選択できる仕組みが整っています。続けることも、離れることも、次のステップへ進むことも尊重される。その柔らかな距離感が、長く続くつながりを生んでいます。

実際の放送の様子(提供写真)

そんなママ夢ラジオでは、現在新たなパーソナリティを募集中!「少し気になる」「やってみたいかもしれない」ーー。そんな気持ちが芽生えた方は、一度ママ夢ラジオの世界をのぞいてみませんか?

詳しい活動内容や募集要項は、公式ホームページやインスタグラムで確認できます。気になった方は、まずはチェックを!

2026年度パーソナリティ募集説明会の申し込みはコチラから!

🎙️【ママ夢ラジオ・パパ夢ラジオ】2026年度パーソナリティ募集説明会

2026年1月特別企画のお知らせ

ママ夢ラジオ・パパ夢ラジオでは、2026年1月に特別企画【防災ラジオ2026】を実施します。

能登半島地震や阪神・淡路大震災など、過去の災害の記憶を風化させず、今私たちが暮らす地域で「どう命を守るか」を改めて考える1か月。全国のママ夢・パパ夢ラジオチームが連携し、リレー形式で防災にまつわる声を届けます。

放送日や詳細は、インスタグラムよりご確認ください。

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